ART TRACE GALLERY

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半田晴子 after FRONT

Haruko Handa Solo Exhibition “after FRONT”

2018年 5月27日( 日 ) – 2018年 6月18日( 月 ) 12:00-19:00 木曜休廊

※期間中、会場に「芸術弾圧誌『メインストリーム』(九州ファシスト党〈我々団〉芸術部門)」が存在するかもしれません。

※写真提供・協力=荒木佑介

 

Kyowa pictorial / 2018

 

【 after FRONT 】 ~ポストトゥルースと満州国~

現代はポストトゥルース(※1)の時代だといわれる。しかしながら、この「政策の詳細や客観的な事実より個人的信条や感情へのアピールを重視し、世論を形成する」手法は、古くから政治手法の1つとして存在していたとの指摘がある。特に国家プロパガンダは「ポストトゥルース」の政治手法だと言えよう。日本は戦時中、満州国建国の正当性を広める手段として『FRONT』(※2)をはじめグラフ誌を利用した。『FRONT』は海外向けに、満州国国内向けには『協和画報』が刊行されている。

私は満州国が一方的に人々に提供した国家イメージと、現在ポストトゥルースと言われる日常のなかでインターネットの膨大な情報の中から選ぶ(選びたい)国家イメージとはどこか似ているのではないかと感じている。それはフィクションでもなければファンタジーでもない。「真実」として存在させることが重要なのだ。それは欲望の姿そのものなのかもしれない。

『FRONT』と『協和画報』、これら戦時中に刊行された2冊のグラフ誌を主に使い、ポストトゥルースとしての偽満州国(※3)を再解釈する。

 

※1 ポスト‐トゥルース【post truth】
《「真実後、脱真実」の意》世論の形成において、客観的事実よりも感情的・個人的な意見のほうがより強い影響力をもつこと。受け入れがたい真実よりも個人の信念に合う虚偽が選択される状況をいう。ポスト真実。
[補説]2016年、英国のEU離脱決定や米国のトランプ大統領就任に関して多く用いられ、広まった語。
(出典:デジタル大辞泉)

※2 『FRONT』(フロント)は、第二次世界大戦中の1942年(昭和17年)から1945年(昭和20年)にかけて、10冊が出版(刊行9冊)された大日本帝国の対外宣伝(プロパガンダ)グラフ雑誌(グラフ誌)。発行・出版元は東方社。雑誌名『FRONT』は戦線の意。
(出典:wikipedia)

※3 ぎ‐まんしゅうこく〔‐マンシウコク〕【偽満州国】
昭和7年(1932)、満州事変により日本が中国東北部につくった満州国のこと。中国は満州国を国家として認めず「偽」の字を冠し、「偽満州国」と呼んでいる。
(出典:デジタル大辞泉)

 

 

 

作家略歴

半田晴子 Haruko Handa

1971年生まれ

女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業

女子美術大学大学院美術研究科美術修了

 

2003年~2008年 豊島重之キュレーションによる「ICANOF Media Art Shows」に参加する。

2004年~2008年 ICANOF企画展(八戸市美術館)

2004年 Lateral Landscapers Show ララ派写真展 「風景の頭部」(国際交流基金フォーラム The Japan Foundation Forum ロビースペース)

2006年 ICANOF「TELOMERIC展/Vol.2」半田晴子+Lateral Landscapers (photographers’gallery 新宿)

     ICANOF MEDIA ART SHOW 2006 “TELOMERIC” vol. 4(前島アートセンター 那覇市)

2014年 半田晴子×室井良輔「コラージュ、インダストリアル」展(Gallery 20202 代々木八幡)

2016年 半田晴子個展 「synthesis」(space dike 三ノ輪)

       写真の地平/グループ展(HIGURE17-15cas 日暮里)

2018年 3331ART FAIR連動展「布置を描く」”Forming Constellations ” (ART TRACE GALLERY 両国)

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