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 アートトレイス特別講義

林道郎氏レクチャー

アーティストが知っておきたい諸々の現実的なこと

2009 年 5月 8日(金) 18:00〜
 アーティストとして生きるには、作品あるいはそれと思しきものをつくりだすことがその第一の必要条件である。しかしそれは、十分条件とはいえないかもしれない。現実のこの社会の中でアーティストとして生きるということは、ギャラリスト、コレクター、美術館、メディアなどを含む「アート・ワールド」と、様々な形で具体的にかかわっていかなければならない。それは、簡単なようで難しい。作家は、往々にして、「つくっていればいい」という観念的な自由空間の中に自己を閉じ込め、アート・ワールドと主体的にかかわる可能性に盲目だ。近年、アートフェアなどの隆盛とともに、ますます若い作家たちの「青田買い」のような情況が出現し、作家たちは、その背後の仕組みについてまったく無知のまま、いいように扱われるといった事態が頻出している。その無防備で思考停止の状態をどうすれば打開できるのか。その一助になることを期待して、ギャラリストの実践や展覧会実現の仕組みなどについて、少ない経験をもとにしてではあるが語り合ってみたい。
林 道郎 
上智大学国際教養学部教授
1959年函館生まれ。1999年コロンビア大学大学院美術史学科博士号取得。2006年より現職。専門は、西洋美術史および美術批評。主な著作に『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』(全7冊、ARTTRACEより刊行中)。「零度の絵画−RRの呟き」(ロバート・ライマン−至福の絵画展、2004年)、「演劇性(劇場性)をめぐって」(『Saison Art Program Journal』7号、2001年)など。『アジアのキュビスム』展(東京国立近代美術館、2005年)には、キュレーターとして参加。東京在住。
林道郎氏
日時:2009年5月8日 18:00〜
場所:アートトレイスギャラリー
定員:80名
参加費:500円
予約はメール、または電話にて(定員になりしだい締切となります)
メールは、info@arttrace.org まで。お名前とご住所をご連絡ください。
電話は、アートトレイスギャラリー(050-8004-6019)までご連絡ください。
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